加硫試験

加硫試験とは?


原料ゴムに硫黄とその他の成分を混合し、加熱することを「加硫」といいます。
加硫する前のゴムは伸びますが元には戻りません。さらに引っ張り続けるとブチブチと切れてしまいます。ゴムは加硫することで伸びた後に元に戻る性質などを備えることができます。
製品にあった特性を持つゴムを作るため、加硫させるときの時間や温度などの条件を設定する為の試験を「加硫試験」といいます。
ゴムに混ぜ込む充填剤やその配合が変わると試験結果を表すグラフ(加硫曲線)も違う数値を表す為、品質管理にも役立つ試験です。

測定の種類・対応測定機・ISO規格など
国際規格

ISO6502

相応のJIS規格:参考

JIS K 6300-2

試験概要

規定温度に加熱したダイに試験片を設置し、回転振動させトルクを連続的に測定し加硫特性を求めます。

硫黄や充填剤などを配合したゴムに、熱を加えて加硫させながら回転振動を加える事で、サンプルに「ねじる力」を加えたり「変形」させたりします。

「加硫している時間」とサンプルの中に発生した「ねじる力」や「変形への抵抗力」の関係をグラフにしたものを加硫曲線といい、この加硫曲線により「最大トルク」「スコーチタイム」「加硫速度」などの加硫特性を読み取ります。

試験結果

◎加硫曲線

◎最大トルク

◎最小トルク

◎加硫開始の時間

◎加硫反応の中間地点の時間

◎最適な加硫状態になる時間

◎スコーチタイム(早期加硫時間)

◎加硫速度

参考資料

◎モンテック社 加硫試験機 MDR3000ベーシックの試験動画

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